催眠療法の価値 ―なぜ催眠療法が必要なのか―



Mind Science

催眠療法がなぜ必要なのかという説明をしたいと思います。
何らかの心の病を発症してしまっている方や精神的苦痛に悩まされている方。
もしいま、あなたがこのような状態にいたっているということは、
過去に慢性的なストレスに3ヶ月以上はさらされていたということになります。
そのストレスが、意識されていないトラウマとの関係で強化されてしまっていたら、
あなたの脳内は高濃度のストレスホルモン(コルチゾールが代表)にさらされている、
または、気付かないまま長期にさらされていたということになります。
この高濃度のストレスホルモンは、脳の機能障害を引き起こし、自律神経の乱れや
精神的不安定と脳疲労による異常興奮(機能異常)を起こし始めるのです。
セロトニン不足にもなり、うつ状態にも陥ります。
この異常興奮は大脳辺縁系と呼ばれる、扁桃体を中心とした脳の中心部で起こります。
現在の脳科学では、この脳部位の働きを、ある条件が整わないと意識できない、いわゆる
無意識の領域とみなしています。
では、意識の領域はどこかというと、脳の外側の大脳皮質の前頭前野(額の裏側の部分)
なのです。ここは理性の場でもあります。
長期のストレスにさらされていると、精神的苦痛を伴い、心が不適切な反応を起こし始めます。
そして、理性では制御できない、身体的症状をも伴う心の病が発症してしまいます。
人は、トラウマの影響で、扁桃体を中心に異常な興奮を作り出している脳内神経回路を修正し、
理性(意志)でコントロールすることができるようになる必要があるのです。
この”トラウマの座”でもある大脳辺縁系に働きかけることが、催眠状態では出来るのです。
適切な催眠療法は、心(脳)を救うことが出来るのです。  

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